夏の空~彼の背中を追い掛けて~
う゛う゛っ…長かった…。
こんなに長いのは初めて。
疲れてもう起き上がる事さえ出来ない。
このまま眠りたい…。
だけど、それは俊ちゃんも同じはず。
「俊ちゃん、頑張ってくれて有り難う」
「んっ?良いよ。でも流石に疲れた。動けない…」
だよね…私も動けないもん。
けど頑張ってくれたお礼をしたくて、私は重い体で着替えを済ませると、ベッドに横たわる俊ちゃんの身体をマッサージした。
「真弥、有り難う。もう大丈夫。このまま続けると俺マジで寝る」
ムクッと起き上がった俊ちゃんは、眠気を払う様にタバコに火を着けた。
この仕草は何度見ても飽きが来ない。
男の魅力を感じると言うか、大人な世界を感じると言うか…。
私がまだ経験した事のないその世界に、グッと引き込まれてしまう。