薔薇の花嫁
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不思議なことに体が軽く…ふわふわする。
「我が一族へようこそ。モナムールアナベル 我が花嫁」
ギデオンが抱きしめて激しく口づけを。
いつの間にか体が浮いている。
「行こう」
「何処へ」
「私達の城へ…」
私達の城
そこから始まるのね。
私達二人は…
ギデオン
何があろうと起ころうと
私は貴方に着いて行く。
何百年も一人きりだった貴方をもう二度と一人にはしない。
ずっと傍にいる。
永遠に…
貴方と…
*Fin*


