使者の黙示録
「ああ、そんなに警戒しなくていいよ」

(!?)


顔を上げずに話す彼女に、男たちは驚愕する。


「私は、あなたに関わる事にはまったく無関係であり、無関心なのでね」


彼女は、男の表情からその心理を推察しているわけではない。

人が心で思っていることを、読んでいるとしか思えない。


男たちの身体に、気持ちの悪い汗が滴る。

彼女の話は、まだ終わらない。


「1ヵ月後は、要注意だね。気をつけた方がいいよ」

「1ヵ月後?」

「あなたに関係する何人かの人たちが、命を落とすみたいだ」


彼女が言うと、冗談には聞こえない。

< 100 / 357 >

この作品をシェア

pagetop