使者の黙示録
そして、この計画はまだ改善しなければならない部分がある。

外界をろくに知らない子ども2人だけで、アーケードを歩かせるのは

やはり不安が先立つのは当然である。

ただでさえ、少女たちは一般の人たちとは違う格好をしているだけに

変な輩がちょっかいを出して、あらぬ事件に巻き込まれないとも限らない。


(ボディーガードをつけるか)


マザー・アミコは当たりまえのように、そういう考えに行き着く。


この計画において、最優先すべきなのは

シスター・マヤとメグの安全を確保することに他ならない。

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