狼様の愛のカタチ理論【番外編】
「?」
「どうせ、主催は呉羽なんだ。俺たちの関係は呉羽なら知ってるから適当に理由はつけられる」
「…うん」
「だから、無理はするな。出たくないならそれでいいし、その気になったら我と行けばよい」
"な?"と甘く囁く声に私は頷いて、扇李を見上げた
「ん?どうした?」
「あ…えっと」
バッチリと目があって、胸が高鳴る
実は、わたしは扇李がこの部屋に来た時から緊張していた
それは、私は扇李にあることを言うって決めていた
それは、もちろん…呉羽さんと話をした子供のこと。呉羽さんと別れた私は…扇李にきちんと言おうって決めていたのだ
悩んでも仕方がないし、扇李の思いをしりたくて…
だから、私は扇李から少し離れて彼を見ると"どうした?"と呟く
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