恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
ユリが楽しそうに話している。
別にマスターもユリもそういう気がないのはわかってるけど、なんかムカつく………
「あんたは?どうする?」
と、俺に聞いてきたマスター。
「コーヒー、ブラックで」
ダメだやっぱり、イライラする。
「はい、どうぞ」
意外と早くコーヒーがきた。
「……おいしい」
コーヒーを一口飲んで、素直に言った。
こんなうまいの始めて飲んだ。
それからマスターと少し話をしてカフェを出た。
カフェを出る前、マスターに言われた。
「ユリちゃん、前より明るくなった……それに、楽しそうだ。
きっとあんたのおかげなんだろう。
ユリちゃんを頼む……守ってくれ」
「そんなの、当たり前ですよ。
ユリを傷つけるやつなんか、許しません」
そういうと、マスターは安心したようだった。
「また、二人で来なさい」
そう言われ、"また来ます"と言い残し、店をあとにした。