恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
目を覚まし、時計を見ると11時を大分過ぎていた。
腕の中を見る。
ユリはまだ夢の中にいるようだ。
寝ていると言うのに表情が変わる。
眉間にシワを寄せたり、頬が緩んだり。
そんなユリを見て、俺も顔が緩む。
おもしれぇ。
どんな夢見てんだ?
俺の腕の中で眠るユリをすごく愛おしいと思う。
ユリが目を覚まさないように、軽く額にキスをした。
しばらくすると、ユリは目を開け、俺の胸に顔を埋めてきた。
嬉しいけど、そんなことすんなよ………
体がもたない……
「お前、襲われてぇのか?」
「え?お、起きてたの?」
「ああ」
「それなら、言ってよ!
恥ずかしいじゃん」
ユリの顔が赤くなる。
「ははっ、お前……本当に………」
可愛すぎ……
「ユリ、おはよう」
「おはよ……」
素直に言わず、そんなことを言って、朝から濃厚なキスをした。
ユリはまだ慣れてなくて、唇離したときはまた肩で息をしていた。
顔も少し赤い。