恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】
「あ……それは……」
昨日の事を思い出す。
昨日は確かバレンタインだったはず………
それに、前甘い物が大丈夫か聞いてきたのはこのため?
じゃあこれは俺に?
「これ……食べていい?」
「え?」
「俺のなんだろ?
食べていい?」
「うん………
でも、無理して食べないでね!」
無理なんかじゃねぇ。
嬉しすぎる。
キッチンから離れてテーブルのところに持ってきた。
中を開けると入っていたのは、ワンホールのガトーショコラ。
もうすでに切ってある。
それを手に取って食べてみる。
うまい………
甘いのが苦手な俺でも食べれる、調度いい味。
もう一つ食べてユリのところへ行く。
料理をするユリの腰に手を回すとユリはビクッとして、こっちを見た。
「ひ、翡翠?!
どうしたの?」
そう言い、少し顔を赤らめ料理を再開した。
「ユリ……ありがとう。
うまかった」