嘘つきな彼女は、今日も嘘をつく。

まじでそれ。

大嘘つきが「大嘘つきなんて言わないでくれる?」って言ってもさ、残念なが言い訳だよな。


「言い訳じゃないし!たしかに大きな嘘はついてるけど…っ!……大嘘つきじゃない…っ」


はい。
今自分で認めましたよー?

それさえも分からない天然ちゃんってか?


俺はもう古田と喋るのが億劫になってきたため、完全無視の方向でこの場を去ろうと背を向けた。

しかし……



「誰にも嫌われたくなかったのよっ!!!!!」



まるでありきたりなドラマの最終回みたいに。

『私はあなたに嫌われたくない!わかれたくないのっ』

そんなセリフを言ってるかのような…。

で、この後。俺は足を止めて振り返り、古田のもとまで走って抱きしめ……そして

『誰が嫌いになるか!…もう一度、やり直そう』


……って誰がなるかバカ。

まぁ、そんなドラマの最終回みたいな口調、構造で言ったんだ、古田は。


< 20 / 21 >

この作品をシェア

pagetop