赤い下着の主

 手に持っていたメガネを放って髪を解き、首にキスをしながら、玉置の体を撫で回す。

 冷えた指先とは違い、体はいつも熱いくらいに温かい。

 こんなことでしか愛情を表現できない自分がもどかしい。

 ふと玉置の手が伸びてきて、優の手に触れる。

 彼女はいつも手を握りたがる。

 やっぱりこの世のものではないくらいに可愛い。

 異次元の可愛さ。

 ずっとずっと、こうしていられたらいいのに。

 冷えたままの手を温めるように絡める。

 優の手は玉置の手を温めるためにあるのだ。

 繋いだのとは反対の手を背中の後ろに回し、まだ何色かわからない下着のホックに手を掛ける。

 解放しようと力を込めた、その時だった。

 ピーンポーン

 ピーンポーン

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