赤い下着の主
気持ちの整理がついてきてからは、穏やかにかつスピーディーに時間が過ぎていく。
たまに学校で玉置を見かけることはあっても帰り道に出くわすこともなく、卒業に向かって着実に日々が重なっていく。
もっと長く高校生活を楽しんでいたいという気持ちと、早く大人になりたいという気持ちが交差する。
そして迎えた12月。
最後の定期考査を数日後に控えたとある火曜日のこと。
優の前に久しぶりに玉置が現れた。