赤い下着の主

 好きになってもらおうなどとは思っていない。

 相手は大人の女性。

 高校生なんて子供だと思っているに違いない。

 恋人として付き合いたいなどと、身分不相応で野暮なことは考えない。

 だけど、俺の行動を拒まずに受け入れるから、教師としての仮面なんて削ぎ落としてやりたくなる。

「ちょっ……んっ、梶原くん」

 いや、もう仮面なんて落ちているか。

「先生、可愛い」

 抱き締めると、シャンプーの甘い香りがした。

 今までに感じたことのない興奮がまた理性を崩壊させていく。

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