赤い下着の主

「私のことが好きなの?」

「好きですよ」

「安い告白ね」

「先生が聞いたから答えただけです」

 普段身に纏っているスーツとは違うラフな服装。

 美しい鎖骨が見える無防備なチュニックでは、教師の威厳なんてほぼ皆無。

 それでも教師ぶってクールに責めてくるならば、俺だってとことん生徒としていじめてやりたい。

 優にとって、教師と生徒なんてもはや互いの役割でしかなくなった。

「先生は、俺のこと好きですか?」

 玉置の目はしっかりこちらを向いているのに、返事をしないズルさ。

「否定しないから、肯定とみなします」

 そう言って、唇を落とした。

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