赤い下着の主
「くっ……梶原め」
カーテンを開けた窓に向かって悪態づくと、腹筋がギシギシ。
生徒と肉体関係を持つという教師最大の禁忌を犯してしまった美奈実は、その代償が全身の筋肉痛なのだと解釈して出勤することにした。
「玉置先生、おはようございます」
同僚であり先輩教師である高澤は、今日も美奈実より早く登校していた。
「おはようございます、高澤先生」
先生と呼ばれることにも慣れた。
しかし、美奈実は教師でありながら、教師という人種が苦手である。