赤い下着の主
性に精を出すことにしか興味のない高校生が見境もなく教師にまで手を出しておいて、何を言ってるんだか。
相手なんて、誰でも良いくせに。
顔を上げるとそれに気付いた彼も美奈実を見下ろした。
でかいくせに、この邪気のない顔。
この顔で一体何人の女を騙してきたのだろう。
梶原は思い立ったように美奈実のメガネを外した。
「先生、美人だね」
「知ってる」
生まれてこのかた27年。
その類の褒め言葉は飽きるほど聞いてきた。
「はは、自分で認めちゃうんだ。さすが」
「耳タコができたもの」