赤い下着の主

 だけど、そんな気持ちは次の言葉で吹き飛んでしまった。

「じゃあ、先生。チューして」

「はぁ?」

「俺からがダメなら、先生からして」

「何言ってんの?」

 今までは何だかんだと言い訳がついた。

 いきなりやられたとか、断りきれなかったとか。

 この野郎、とうとう私を生徒に手を出した変態教師にするつもり?

「これは、取り引き」

「取り引き?」

「そう。先生がチューしてくれたら、今日は何もしない。でも、してくれなかったら……」

「してくれなかったら?」

 童顔梶原は、強気に笑ってこう言った。

「即、襲う」

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