僕の大切な人


「冬華も拓海も考えてみろよ
これから2年は蓮がいないと知ったら
拓海の身内も周りの奴らも
蓮のこと忘れさせようとするだろ
その為に、縁談やらなんやらと大変だ」

「その辺は、大丈夫だです
両親には、きつく言ってありますから」

「親は大丈夫でも、親戚連中はどうだ
拓海を狙ってる、どこぞのお嬢様は?」

「それは…」

「ほら、それになどんな手を使っても
拓海を手に入れたいと思ってる女は
拓海に薬使って、知らないうちに
その女とヤッてたなんて展開もありうる
その後、その女が貴方の子を妊娠しました
なんて報告しに来たりとかな…」

「ちょっと瑠依、何気にベタな展開だよそれ」

「だろ」

「2人とも、楽しげに話してますけど」

「そんなわけねぇだろ
蓮が幸せを掴むためには
拓海が、どんな策略にも落ちずに
さっき俺達が言ったことを
全うしてもらわなきゃならねぇ」

「・・・」



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