憧れの彼と恋する方法
恐る恐る2人の顔を見ると、その瞬間2人は大声で笑い出した。
「由希さん突然すぎますよ」
「ハハハッ!ほんと、噂通り面白い人だな」
え?何?
なんで笑ってるの?
「そういう質問ってなかなか言えないもんだけど、あまりにも真剣に真顔で聞いてきたからうけちゃったじゃん」
海人君が言ったその言葉と、2人の笑い声に私はホッと胸を撫で下ろした。
「由希さんジュースで酔っ払っちゃったんですか?」
「酔っ払ってません!竜司君まで笑わないでよ」
だって、こうして2人を見ているとどうしても聞きたくなっちゃったんだもん。
いくらアイドルだとは言え21歳と22歳の健全な男だし、恋愛だってしたいに決まってる。
でも普通に堂々と恋愛なんて出来ないだろうし、どうしてるのかな?って。