憧れの彼と恋する方法
人目を避ける為、別々にタクシーに乗り込み私の家へ到着した。
「本当にすいません」
竜司君が、申し訳なさそうにソファーの隅に腰掛けた。
「全然大丈夫だよ、はいどうぞ」
温かいお茶を差し出す。
私は、竜司君から少し距離を置いて座った。
「俺…」
下を向いたまま竜司君が口を開いた。
「何かよく分かんないんです」
「分からないって?」
「なんて言うか、沙羅ちゃんずっと悩んでたから、彼氏と上手くいってほしいって思ってたんだけど…」
私は竜司君の気持ちを察したかのように、こう続けた。
「実際そうなったら、なんか苦しい?」
「はい…」