憧れの彼と恋する方法

え?


これからも…?


水を飲もうとしてコップを持った手が止まる。



「迷惑、ですかね…」


「め、め、迷惑なんて!
そんな事ございませぬ!
こちらこそ、こんなんで良ければ!」


私は驚いた勢いで、立ち上がってお辞儀をしてしまった。

そんな私を見て竜司君は声を出して笑っている。



は…恥ずかしい…。




だけど、本当の奇跡はこんなものじゃなかった。



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