憧れの彼と恋する方法

「ふ~ん。てっきり竜司君の事で何か良い事でもあったのかと思ったんだけど」



竜司君の事で良い事かぁ…。

まぁその通りだけどね。


……って!



「舞美!今何と??」


「べっつに~、何でもな~い」


そう言って舞美は次の撮影の準備に向かった。


まさか舞美…。

いやいやそんなわけない!

あれだけ周りの人にバレないように、竜司君と喋る時も顔に出ないようにあくまでも冷静を装ってたつもりだった。


いくら舞美でも…。



もしかしたらバレたかも?

そう思っていたけど、それ以上舞美は竜司君の話題に触れる事はなかった。


やっぱり気のせいかな。

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