首(外道×貴族)【BL】
「ふーん、まぁキケロ記憶力良い方ですからね~!
そのせいでしつこいっていうか、ねちっこくなっちゃうのが傷なわけだけど」
「おまえはどうしてそう憎まれ口が好きなんだよ?」
「・・・」
「あ、でもルカ先輩家に来てたのってそう懐かしくもないんじゃないですか?
去年あたりでしょ、ルカ先輩の親父訪問が途切れたの」
「・・・」
「あんな人のとこによく今まで通ってたよね、ってふうに俺は思うんですけど、
記憶の限りだと随分急に来るのやめちゃったな、って感じがしたな、
何かあったんですか?」
「学年が変わって忙しくなったからな」
「っていうか、親父といつも何してたんです?話とか?」
「本を借りに行っていた」
「そんなの俺に言えば良かったじゃないですか」
「選ぶのが好きなんだ」
「相変わらず面倒くさい趣向ですね」
「で、一冊、借りっ放しなんだろ?」
「・・・何故知ってる?」
「親父さんが言ってたぜ、早く返せってよ」
「え?キケロ親父と会ったの、最近??」
「留学の関係で世話んなったからな、
挨拶によ、ついでにこいつのことも聞いてみたんだよな」
「ふーん」
「ところでエリック、ゴドーを見なかったか?」
「部活、マラソン大会が近いからって、
長距離メニュー足されちゃったらしいですよ、
遅くなるんじゃないですか?」
「そうか」
「あいつに何か用事ですか?」
「そこにある道具達を旧校舎に運ぶ手伝いをさせようかと」
「なるほど」
「どうした?」
「いや、俺もちょっと用事あるんで」
「・・・」
「先に見つけた者勝ちですね」
そのせいでしつこいっていうか、ねちっこくなっちゃうのが傷なわけだけど」
「おまえはどうしてそう憎まれ口が好きなんだよ?」
「・・・」
「あ、でもルカ先輩家に来てたのってそう懐かしくもないんじゃないですか?
去年あたりでしょ、ルカ先輩の親父訪問が途切れたの」
「・・・」
「あんな人のとこによく今まで通ってたよね、ってふうに俺は思うんですけど、
記憶の限りだと随分急に来るのやめちゃったな、って感じがしたな、
何かあったんですか?」
「学年が変わって忙しくなったからな」
「っていうか、親父といつも何してたんです?話とか?」
「本を借りに行っていた」
「そんなの俺に言えば良かったじゃないですか」
「選ぶのが好きなんだ」
「相変わらず面倒くさい趣向ですね」
「で、一冊、借りっ放しなんだろ?」
「・・・何故知ってる?」
「親父さんが言ってたぜ、早く返せってよ」
「え?キケロ親父と会ったの、最近??」
「留学の関係で世話んなったからな、
挨拶によ、ついでにこいつのことも聞いてみたんだよな」
「ふーん」
「ところでエリック、ゴドーを見なかったか?」
「部活、マラソン大会が近いからって、
長距離メニュー足されちゃったらしいですよ、
遅くなるんじゃないですか?」
「そうか」
「あいつに何か用事ですか?」
「そこにある道具達を旧校舎に運ぶ手伝いをさせようかと」
「なるほど」
「どうした?」
「いや、俺もちょっと用事あるんで」
「・・・」
「先に見つけた者勝ちですね」