あんなやつ大嫌い
「良かった♪
久々だから心配だったんだよね。」

小鳥はそう言うと自分でもクッキーを食べてみた。

サクサクしていて、自己満足抜きでも美味しかった。

「えっ、昔はよく作って皆で食べてたじゃん?」

紫音が不思議そうに首をかしげた。

小鳥は苦笑いを浮かべながら、曖昧に頷いた。

確かに昔はよく作っていたが、それは紫音が留学するまでの事であり、小鳥と大将が仲良くしていた中学までの話だった。

「何、本当に喧嘩したのか?」

紫音が驚いたように言うと、小鳥と大将は黙ったまま目を見合わせた。

「そんなことより、紫音はいつまで日本にいるの?」

「おっ、話そらしたな!?
とりあえず小鳥の試合まではいるつもりだよ♪」

「本当に?
ありがとう♪」

嬉しそうに笑う小鳥の頭を紫音は優しく撫でた。
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