あんなやつ大嫌い
「ひとつひとつを大切にしていこう!」

円陣を組み、全員を見渡しながら悠里が言った。

「「はい!」」

「次に繋げる試合にするよ!」

悠里の肩をがっしり抱えながら小鳥が叫んだ。

「「はい!」」

「勝つぞ!!」

悠里が力強く叫んだ。

「「おー!!」」

全員で思いきり床を踏み鳴らした。

コートに立つのは六人かもしれない。

でも全員で戦うんだと強い気持ちがあった。

対戦校も目がギラリと輝いているが、気持ちの上では勝っていると思えた。

悠里の将来とか、最後の試合とかあるけど、とにかく自分のために戦いたかった。

小鳥と悠里は力強くハイタッチして、コートに入った。

その瞬間、小鳥には勝利が見えた気がした。
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