あんなやつ大嫌い
「「小鳥ちゃん、大丈夫。」」

半分涙目の小鳥は、救いを求めるように美魅と璃里を見つめた。

「「二度目だから。」」

美魅と璃里はそう言うと笑顔を浮かべた。

「…全然大丈夫じゃないよね!!??」

「あぁ゙うるせーなぁ…
良いから大人しくしろよ!!
…じゃあ、こいつら連れてくから。」

「…うん、よろしく。」

イライラと大将が眉間にシワを寄せ、駿は苦笑いを浮かべた。

大将が小鳥を抱えたまま控え室を出ると、入り口付近で待ち構えていた三鐘の生徒が驚いて悲鳴を上げた。

大将は面倒くさそうにため息を着くと、ギラリと睨みを効かせた。

生徒達は慌てて道を作り、そこを大将がのしのし歩いていく。

後ろからついてくる美魅と璃里はクスクスと笑っていて、小鳥は恥ずかしくて両手で顔を覆った。

< 142 / 203 >

この作品をシェア

pagetop