あんなやつ大嫌い
「えー、では…
これより祝勝会を始めたいと思います!
では最初に、見事勝利を納めた我がバレー部の悠里部長より一言頂戴したいと思います♪」

皆の拍手に後押しされるように悠里が立ち上がると、全員が悠里を見つめた。

「えー、ただいまご紹介に預かりました…
ってこれ要る??」

悠里は苦笑いを浮かべた。

「要ります!
重要です!!」

「そう?
じゃあ改めて…
皆さん、今日は応援に来てくださりありがとうございました!
部員の皆もお疲れ様!
今日の勝利は全員で勝ち取ったと思ってます。
本当にありがとうございました!!」

悠里の少し恥ずかしそうな言葉に、全員が暖かい拍手を送った。

「では、続きまして…
本日も大活躍、そして名誉の負傷から蘇った…
私達の王子様、姉宮副部長、よろしくお願いします♪」

「えっ?
私も!?」

完全に油断していた小鳥は、驚いたように周りを見渡した。

全員の期待の眼差しに、小鳥は渋々立ち上がった。

「えーっと、副部長なんて初めて呼ばれたので、かなり緊張しています…
えーっと…
なに話せば良いかな…」

小鳥は困ったように頭をかいた。

< 147 / 203 >

この作品をシェア

pagetop