月の骨




 だから、朔夜が天体観測に行く時は、必ず僕が天体望遠鏡を担いでいて。
 
 
 半年も経つと、それが当たり前になっていて。


 一年も経つと、二人で天体観測をすることが普通になっていて。





 僕は、



 気付けばどうしようもないくらい、朔夜と夜空の星にのめり込んでいた。





< 21 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop