紺色夜話
「いいですよ店長、それなら僕がついて行きますから」
拓郎がいつの間にか控室にいます。
“それだと余計心配が増える気がする”と志郎が悩んでいると
「大丈夫ですって、先輩は早く帰っあげてくださいよ、喧嘩なんかしませんから」
と勝平が以外と落ち着いて言います。
志郎が一緒に暮らしている彼女の事を知っている勝平は、なにげに気を回します。
「あの、拓郎君、コレありがとう」
「た…拓郎…君?」
勝平が知らない間に拓郎まで“拓郎君”になっています。
ドキドキが止まらない勝平の目の前で、銀子が拓郎に借りた上着を持って来ると
「家まで着ててください、外は冷えますから」
と拓郎は銀子に、また上着をかけようとします。
拓郎がいつの間にか控室にいます。
“それだと余計心配が増える気がする”と志郎が悩んでいると
「大丈夫ですって、先輩は早く帰っあげてくださいよ、喧嘩なんかしませんから」
と勝平が以外と落ち着いて言います。
志郎が一緒に暮らしている彼女の事を知っている勝平は、なにげに気を回します。
「あの、拓郎君、コレありがとう」
「た…拓郎…君?」
勝平が知らない間に拓郎まで“拓郎君”になっています。
ドキドキが止まらない勝平の目の前で、銀子が拓郎に借りた上着を持って来ると
「家まで着ててください、外は冷えますから」
と拓郎は銀子に、また上着をかけようとします。