わたしだけを見てほしいのに
そこはTVとかベッドとか
オーディオとかがあって
ちゃんと部屋らしい部屋になってた。

「すげー暑いね。」

ギターをベッドに立てかけて
クーラーのスイッチを入れる

「座って。」
「うん。」
私はソファに座って悠斗くんの
部屋を見回した。

きれいにならんだすごい枚数のCDとか
バンド関係の雑誌とか
ちょっとお兄ちゃんの部屋に似てた。

「なんか、お兄ちゃんの部屋っぽい。」
「趣味同じだもんね。
あ、ギター見てもいい?」
「いいよ。ちゃんと使えるかなぁ。」

そういえばちょっと不安になってきた。
壊れてたらどうしよう・・・

「レスポールじゃん。
すげーかっこいい色。」

ギターを弾く悠斗くん。

かっこいい・・・









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