【完】想うのはこれから先も君ひとり
「全く…。姉貴も相変わらずだよな」


優斗はブツブツ呟いている


「でも、良いじゃん。あたし一人っ子だから羨ましいな」


「じゃあ、子供は2人だな?」


……えっ?


「俺らの子供…2人は出来たら良いな」


「優斗はあたしで良いの?」


あたしの問いかけに笑顔で頷いてくれた


「でも、今は良いかな。」


「どうして…?」


優斗はあたしの言葉に一旦、立ち止まる


そんな優斗の手をギュッと握って続けた


「だって、今は優斗との時間を楽しみたいし」


「杏、嬉しいこと言ってくれるな?」


あたし、嘘はつかない


本当のことを言った


優斗と他愛のない話をしながらスーパーに寄り家に帰った


そして、ご飯を食べてお風呂に入ってある程度のことが済むと2人の時間
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