スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間
いつものように、祐輝を送り出し、子供向けテレビ番組を世利が寝起きで見ている間に、洗濯を終える…


小さな世利は、少しでも自分の姿が見えなくなると不安がって、探しにパタパタと動きまわる。


つかまり立ちを覚えたことで、とにかく危なくなっていた。


転んでは泣いて…


とにかく忙しい。


だから、世利が寝起きでボッーとしてる間で、大好きなテレビを見入ってる時間に、洗濯を終わらすことが日課の始まりだった。


今朝も洗濯を終わらせ、世利の身支度をして御飯を食べさせているところで、携帯の着信音が鳴った。


この音楽は里美から…


里美とわかるようにして、世利の事をしている時などは、かけ直すことになっていた。
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