スパイシーな彼~あなたとの甘く優しい瞬間
「祐輝…赤ちゃんができたみたいなの…どうしよう…」


「本当かい!やった~晴香!俺と結婚してほしい~男の子かな~女の子かな~もちろん、生んでくれるよね」


「う…うん…」


「すぐにでも、お父さん、お母さんの了解もらわないとな~今度の日曜日はどうかな?一緒に行って話すから、晴香から話したらダメだよ!俺がきちんと話すから~」


「うん…」


「俺も父親になるんだな~病院には行ってきたの?」


「まだ…」


「よし!俺午後から休み取るから、一緒に行こう~」


「うん…ありがとう…祐輝」


小さな心臓が、エコーを撮ると動いてる…


ママ…ママ…


生きてるよ…生んでね…ママに抱かれたいよ…


まだ形もよくわからない赤ちゃんの心臓の動きが、あたしを求めている…


あたしは、母親になった…祐輝とあたしの…


はっ…として目が覚めた。


隣で寝息をたてている世利…


ママ夢見てたんだね~


淡い祐輝への思いに、夢見てたあの頃…もう戻れない…感動のあの日。
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