エリート医師の溺愛処方箋
「……そうなの?
…医者って、そんななの?」
彼が不思議そうに訊いてくる。
「そぉなのよー。あいつらはね、他人よりちょっと頭が良いからっていい気になってんのよ。
平気で誰かを傷付けるのぉ。
でも、悪いだなんて思わない。
ひどくなぁい?最悪だわ」
そう言って彼を見ると、その顔からは先ほどまであった柔らかな微笑みが消えていた。
グラスの中のお酒をクッと飲み干してから彼は私を見た。
「君の恋人がどんなヤツかは今聞いて分かったけれど、それを医者という職業に就いている人全体に当てはめるのはかなり強引だね」