エリート医師の溺愛処方箋
……そうよね。そりゃそうだわ。
なんて、頭の中では解ってる。
彼の意見が正しい事。
医者が悪い訳ではない。
医者、というブランドに心を惹かれて彼自身を見なかった私が悪いの。
それをそんな言い訳に変えて逃げている自分が惨めだわ。
だけど、勝手に動く私の口はそれを認めなかった。
「強引じゃないっ。
私が今日、一体どんな気持ちでいたか、あなたに何が分かるのよぉ~……。
だから決めたの、もう医者に恋したりしない、ってね。
……今日は…私の誕生日だったのに……」