エリート医師の溺愛処方箋

「子供を一人で産んで育てるなんて、並大抵の事ではないわ。

それに赤ちゃんにも父親に甘える権利があるのよ。

あなたはその子から父親を奪おうとしているのよ」

「……」


……そんな事は分かってる。

いけない事だと。

だけど、やっぱり無理がある。
千尋の奥さんになんてなれる訳がない。


「……はい」
赤木師長がそっとハンカチを差し出してくれた。

それを受け取り顔を埋める。




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