エリート医師の溺愛処方箋
千尋は泣きじゃくる私を、ただ黙って見ていた。
悲しそうに、……無表情な瞳で。
私は泣きながら心の中で、お腹の子にひたすら謝っていた。
ごめん、ごめんね…。
あなたのパパとは一緒にいられないの…。
ママがあなたを守るから。
大丈夫だから。
「ねえ、瑠花」
彼の呼び掛けに顔を上げる。
「病院の存在がそんなに嫌なの?」
……え?
「君が…そんなに負担を感じるのなら、
………継がないよ?」
…え。