エリート医師の溺愛処方箋

彼の目から溢れては零れ落ちる涙……。

それは哀しく…光って……。

「………」

私は金縛りに遭ったみたいに身体が動かなくなっていた。

……どうして……。


「……瑠花…、どうしたら…いい?

どうしたら……、俺を、
捨てないでいてくれるの……」



「……!や……っ…、千尋……?

何で……?泣かないで…」



私も涙が止まらない……。
彼は…、何を言い出したの……?


いつも、自信に溢れ、笑顔を絶やさない、優しくて強い、優秀なドクター。

そんな千尋が……今、私の目の前で、
肩を震わせて、泣いている。




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