エリート医師の溺愛処方箋


「そ、…そうだったの?
大丈夫なの?

そろそろ戻ろうか…」

私がそう言うと彼はムッとした表情になる。

「嫌」

「え」

…そう言ってプイッと私から目を逸らした。

……。
い、…嫌…って……。

だって、手術………。

ふと時計を見るとお昼を少し回ってる。

術前の打ち合わせもそろそろ始まるだろうし。


「ね、千尋。
終わるまで待ってるから。
もう、行こう?」


彼の髪を再び撫でながら問いかける。





< 174 / 208 >

この作品をシェア

pagetop