エリート医師の溺愛処方箋
風が、心地よく私達を包み込むように通りすぎる。
彼とこうしていると、ふわふわと優しい気持ちになれる。
夢なのか、現実なのか、分からなくなる程に幸せな気持ちが私を酔わせていく。
彼と別れて生きて行こうだなんて、どうして思えたのだろう。
彼の綺麗な涙が、私の間違いを気付かせてくれた。
……ごめんね、千尋。
私にはやっぱりあなたが必要だわ。
それがあなたの将来を大きく変える事になっても、どうか、私を嫌いにならないで……。