エリート医師の溺愛処方箋
「…瑠花…」
「瑠花?綺麗な名前だね」
サラリと言えるのがすごい。
あ、そうか。
彼も酔いつぶれるほどに飲んでいたっけ。
「…あなたは?」
「俺は千尋。
……ハッピーバースデー、瑠花。
誕生日に出会えて君にお祝いを言えるなんて嬉しいよ」
「……」
どっ、どうして…。
彼の言葉がスルスルと胸の奥深くに入っていき、じわじわと染み渡る。
今だけだと分かっているのに、喜びが込み上げてくる。