エリート医師の溺愛処方箋


――――。


「リードル大学付属病院の修士任期を終えてこちらに配属になりました、
夏目千尋です。

突然、医局を預かる運びとなり、皆さんには若干のご迷惑をお掛けするかも知れませんが、精一杯勤めますのでどうぞよろしくお願いいたします」

千尋がそう言って頭を下げると、その場にいた医療科のスタッフ二十二名も揃って頭を下げた。

……本当に……彼だったんだ。

純白の白衣姿の彼を目の当たりにして、改めて思う。



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