エリート医師の溺愛処方箋
千尋は今井ドクターに優しく微笑みながら言った。
「いや。深沢さんにお願いしたいんだ。
彼女の熱心な仕事ぶりを先ほど赤木さんから聞いたから。
君はまたこの次に」
優しく笑いながらも口調は完全に今井さんを拒絶していた。
「…あ、はい。すみません。
出過ぎた真似を致しました」
そう言って項垂れた今井ドクターに千尋は一言、
「ごめんね。ありがとう」
と言うと私の食べかけのランチのトレイをサッと持ち上げた。