エリート医師の溺愛処方箋

そんな私の頭上からクスッと笑い声が聞こえる。

え。

千尋に視線を戻すと彼はクスクス笑いながら言った。

「誰も気にしてなんてないよ。
例え知れても別にいいじゃん」

えっ。…知れても…いい?

いや、駄目よ!

しかも誰も気にしてない、ですって!?

食堂にいる女性がみんなこちらを見ているじゃないの!!

気付かないの?

…………天然……?

知れたら、病院中の人から不釣り合いだと言われるわ。
自分が一番よくそれを自覚しているのに、耐えられないわよ。



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