エリート医師の溺愛処方箋
「さ。行くよ」
彼は再び私の手を取り引き寄せると、またスタスタと歩いて食堂を後にした。
私はその時、気付いていなかった。
鋭く光る眼光が一筋、私達を睨んで輝いていた事を。
――――。
「さあ、やっと二人になれた。
…どうしようか」
「え」
医局長室に入り、私を振り返った彼は、昨夜と同じように甘く優しく笑いかけてきた。
……ドキン……っ。
な、…何でそんな風に笑うのよ…。
ここは病院なのよ?
や……ヤバいでしょ、……。