空しか、見えない
 いや、ただそう思いたいだけなのだ。のぞむが、すぐそこにいる。あんなに恋焦がれた相手、なかなか忘れられなくて、ずいぶん苦しんだ相手。次、次行こう! って、ようやく自分を奮い立たせようとしていたさなかだったのに、またこうやって会ってしまうなんて。
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