空しか、見えない
 佐千子には、強がりを言う底力も残っていなかった。報告できるような出来事は何もないのだ。強いて言うなら、毎日の通勤電車の中で、日記くらいには書いておきたくなる面白い人や出来事に遭遇する。
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