空しか、見えない
「じゃあ、俺、行こうか?」

 環が話しかけたとき、襖戸が開いた。

「よお君たち、それで、今日はどうする? 全員、泊まっていけるのか?」

 ごじべえのおじさんが、戸の向こうでこちらを覗き込んでいる。
< 191 / 700 >

この作品をシェア

pagetop