空しか、見えない
「この中では、一番乗りになるのかな。結婚します。舟盛りを前に結婚報告ってのも何だけどね」

「へえ、相手は?」

 千夏が前のめりになって問いかけると、マリカが片目をつぶった。

「ごめんね、私は道中少し聞いてきちゃったの。どうぞ、純一」
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