空しか、見えない
「ちょっと待った。どっちももう社会人なんだろうからな、こういうときのためのとっておきを出すからな」

 そう言って押し入れの上の納戸を開けた。ダンボール箱からボクシングのグローブをふたつ取り出した。
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