空しか、見えない
 さっき千夏と並んで座ったときには心が安らいだ窓の桟で、佐千子はすぐに落ち着きを失った。裸足のつま先には、ペディキュアもしていない。畳に向かってぶらぶらさせていた両足を、やがて気恥ずかしくなり引っ込めた。
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